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経済産業省への報告を終え、記者団の取材に応じる神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=12日、東京都千代田区霞が関1
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経済産業省への報告を終え、記者団の取材に応じる神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長=12日、東京都千代田区霞が関1

 「どこに落とし穴があったのか」。神戸製鋼所の性能データ改ざん問題で12日、川崎博也会長兼社長が経済産業省で取材に応じ、苦渋の表情で不正の背景や今後の対応について語った。

 川崎氏はこの日、同省の多田明弘製造産業局長に面会し、不正の経緯を報告。「顧客や消費者にご心配をかけ、深くおわび申し上げる」と頭を下げたのに対し、多田局長は「日本の製造業全体の信頼にかかわる事態」と厳しい言葉で速やかな対策を指示した。同省によると、面会は神鋼側の意向で設定されたという。

 その後、記者団に囲まれた川崎氏は「神鋼の信頼度はゼロに落ちた」と言い切った。自身の進退を問われると「まずは製品の安全性を確認し、徹底的な原因分析と対策にリーダーシップを発揮するのがトップの責任だ」と述べ、経営陣の処分は「原因とパッケージで結論は出る」とした。

 昨年のグループ会社での試験値改ざんに続く不正発覚。法令順守の徹底を一番の経営課題に掲げてきただけに、8月30日に最初の報告を受け「がく然とした」と明かす。公表が遅れた理由は「顧客への説明と安全確認を最優先した」と釈明した。

 不正の対象はアルミ、銅製品から鉄粉、ターゲット材へと広がりを見せる。川崎氏は、今後の調査で新たな不正が見つかる可能性も否定しなかった。「近々に私自身が会見して説明責任を果たす」とする一方、「どこに原因があるのか」とも繰り返し、「自分でも納得できるよう真摯に分析したい」と言葉を絞り出した。(勝沼直子)

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