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 神戸製鋼所(神戸市中央区)が性能データを改ざんしたアルミや銅製品を出荷していた問題で、兵庫県内では航空機関連以外に、新幹線や自動車用電池など幅広い分野に影響が広がっている。各社とも「対応はこれから」とし、出口は見えそうにない。

 川崎重工業(同)は兵庫工場(神戸市兵庫区)で、JR東日本に納入した新幹線の車体に問題のアルミ製品が使われていたと明らかにした。新幹線ではJR東海が台車に使用していることを発表している。川重は「現在も詳細を調査しており、対応は今後詰めたい」としている。明石工場(明石市)で生産する二輪車では神鋼からアルミを購入しているが、不正のあった製品かどうか調査中という。

 三菱電機は、県外の工場で生産する空調機器に問題の銅が使われていたと明らかにした。品質の再確認を急ぐ一方、県内の工場でも使用の有無を調べている。

 影響は大手にとどまらず広がっている。自動車搭載用リチウムイオン電池部品の県内メーカーは、約1年前に問題のアルミ製品を仕入れた。量はわずかで、電池を入れる容器の周辺部品を納入した自動車部品メーカーには報告した。搭載された車は販売されたとみられる。対応は自動車部品メーカーの判断になるという。

 社長は「ルールは徹底してほしい。日本のものづくりへの信頼が崩れなければいいが」と唇をかんだ。

 加西市や洲本市などで同電池を製造するパナソニックは、家電や電池など幅広い分野を対象に調査中。同社は「商品の交換が必要な場合は速やかに発表する」としている。

 県内ではこのほか、航空機の脚部を手掛ける住友精密工業(尼崎市)も、問題の製品を使っていたことが判明している。(高見雄樹、井垣和子)

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