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問題集を持つ乾俊和社長(右)と解説動画を示す事業責任者の清水直也さん=神戸市中央区港島中町6
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問題集を持つ乾俊和社長(右)と解説動画を示す事業責任者の清水直也さん=神戸市中央区港島中町6

 兵庫県内で個別指導塾を展開するドゥクエスト(神戸市東灘区)は今月から、動画で問題集の解答を配信するサービスを始めた。講師に問題を解いてもらい、その考え方を動画で伝える。授業風景をそのまま撮るのと違い、わざわざ1問ごとに解説を撮影するのは手間がかかり、大手予備校を含めても業界で珍しい試みという。一度撮影すれば繰り返し使えるため、長時間労働が問題化している教育現場の負担を減らす効果も期待できそうだ。

 「オンライン問題集ViCOLLA(ビコラ)」。第1弾として今月3日から大学入試センター試験対策の英文法の配信を始めた。750問を収録。動画1本は平均9分で、10問前後を解説している。動画は計101本で、合計時間は14時間53分となる。

 1問ずつ映像をつくるのはたいへんな手間だが、統括責任者の清水直也さん(29)は「だからこそ、大手が手掛けないニッチな分野。動画配信では後発だが勝機はある」と話す。

 受講生は同社から配送された問題集を解いて、スマホで手軽に解答や解説を見ることができる。料金は1科目当たり月額2千円。来春までに数学と日本史のほか、英文法の応用編も追加する。出演講師による質問会や解説授業など、追加サービスも充実させる。

 同社では、2018年中に2千人の有料会員獲得を目指す。5年以内に中高生で年間100万人の利用を見込む。

 乾俊和社長(52)は「講師の人材不足が進み、生徒の質問に対応できる時間が減っている。いつでも問題の解き方が分かる利点を、中高生に訴えたい」と話している。

 同社は西宮市と神戸市東灘区で7カ所の教室を運営。甲陽学院や灘など難関中高一貫校の500人が学ぶ。16年10月期の売上高は2億5千万円。(高見雄樹)

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