ひょうご経済プラスTOP 経済 神明、シンガポールで合弁会社 日本の小麦や乳製品供給へ

経済

神明、シンガポールで合弁会社 日本の小麦や乳製品供給へ

2017.12.22
  • 印刷
合弁契約書にサインして握手する藤尾益雄社長(右)とジョージ・カク氏=神戸市中央区栄町通6、神明本社

合弁契約書にサインして握手する藤尾益雄社長(右)とジョージ・カク氏=神戸市中央区栄町通6、神明本社

 米卸最大手、神明(神戸市中央区)は22日、アジアで飲食事業を展開するブレッド・トーク・グループ(シンガポール)と、合弁会社設立の契約を結んだ。神明が高品質の北海道産小麦や乳製品を供給し、来春にも双方のブランドやシステムを利用した共同店舗を設立したい考えだ。

 同グループはシンガポール、中国、マレーシア、サウジアラビアなど17カ国・地域でパンやラーメンなど計1千店近いレストランを展開。既に使っている質の高い日本産小麦や米の調達拡大を望んでおり、日本の農水産物の輸出拡大を目指す神明と思惑が一致した。

 合弁会社は資本金約2・5億円で、出資比率は同グループの子会社が66%、神明が34%。来年1月の発足を目指し、本社はシンガポールに置く。

 会見で同グループチェアマンのジョージ・カク氏は「日本の味をアジアに広めるため神明と協力していきたい」と強調。神明の藤尾益雄社長は「日本の小麦や乳製品の素晴らしさを伝え、もうかる農業につなげたい」と意欲を語った。

 神明は、青果卸大手東果大阪(大阪市)を買収、子会社の回転ずしチェーン元気寿司(宇都宮市)と業界最大手あきんどスシローの統合協議を進めるなど積極的に事業拡大を進めている。(辻本一好)