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災害支援時も足元オシャレに 女性ボランティア向けブーツ

2017.12.30
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シバタ工業が災害ボランティア向けに開発したブーツを手にする一般社団法人「防災ガール」の田中美咲代表理事=滋賀県長浜市(同法人提供)

シバタ工業が災害ボランティア向けに開発したブーツを手にする一般社団法人「防災ガール」の田中美咲代表理事=滋賀県長浜市(同法人提供)

 防災用品などゴム製品のシバタ工業(兵庫県明石市)は、災害ボランティア向けのブーツを開発した。女性も使いやすいようにと、意見を取り入れてサイズや色の種類をそろえ、デザインを洗練させた。靴底には、がれきに含まれるくぎなどの踏み抜きを防ぐ薄いステンレス板を仕込み、側面のファスナーで着脱を容易にするなど機能性も高めた。(佐伯竜一)

 同社は、橋桁の落下を防ぐ部材やコンクリート砂防ダムを保護する部材、防水扉などを手掛ける。ブーツは本社工場で一足ずつ手作業で仕上げており、女性向けのおしゃれな製品のほか、消防士・消防団員向けなども扱ってきた。

 災害ボランティアは一般的に、底や先端に金属を入れて強化した安全長靴を使うことが多いという。しかし女性サイズの品ぞろえは少なく、デザインも無骨なものになりがち。このため女性は安全長靴を使わず、既存の女性用長靴の底に金属製の中敷きを入れるなどして対処するケースが目立つという。

 昨秋、災害ボランティアや防災の啓発に取り組む一般社団法人「防災ガール」(東京)の女性らから「女性も使いやすい災害用ブーツを作って」と依頼を受け、今年1月から開発をスタート。4カ月ほどかけ、量産化にこぎ着けた。

 長さ34センチのロングはピンクと黒、同27センチのショートはネイビーとオレンジ。編み上げタイプで、足の形に合わせやすくした。サイズは22~30センチの1センチ刻みの9種を用意。軽くて柔らかいゴムを使い、被災地に折りたたんで持ち運べるようにした。

 「サイズが豊富でカジュアルすぎず、被災地でも使いやすそう。普段使いもしてみたい」と、同法人の田中美咲代表理事(29)。ロング1万2千円、ショート1万1500円。同社第3営業部西日本営業課TEL078・946・2451(年内は営業終了。来年は1月5日から)