ひょうご経済プラスTOP 経済 神鋼火力発電 住民ら221人、新たに公害調停の参加申し立て

経済

神鋼火力発電 住民ら221人、新たに公害調停の参加申し立て

2018.02.16
  • 印刷
公害調停参加を申請するため、兵庫県庁に向かう住民ら=神戸市中央区下山手通5

公害調停参加を申請するため、兵庫県庁に向かう住民ら=神戸市中央区下山手通5

 神戸製鋼所の石炭火力発電所増設計画を巡り、大気汚染による健康被害や地球温暖化などを懸念する周辺地域の住民らが同社など3社を相手取り、増設差し止めなどを求めている公害調停で、新たに住民ら221人が16日、兵庫県公害審査会に調停参加を申し立てた。昨年12月に続く申請で、申し立てた住民らは計476人となった。

 市民グループ「神戸の石炭火力発電を考える会」の呼び掛けで255人が既に調停を申請。同社と子会社コベルコパワー神戸、電力を買う契約を結んでいる関西電力に、環境影響評価のやり直し▽電力受給契約の解消-などを求めている。

 関係者によると、非公開で話し合う初回の協議は開かれておらず、今後、一方が話し合いを拒否して打ち切ることもできるという。住民側の杉田峻介弁護士は「企業側は調停で住民の訴えに真摯に向き合い、計画を再考してほしい」と話す。

 調停の話し合い参加について神戸製鋼所は「公害調停には守秘義務があり、回答は差し控える」とし、関西電力は「適切に対応したい」としたが、参加するか否かは明らかにしていない。同社は「電力受給契約の変更は考えていない」とした。(小林伸哉)