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神鋼新社長に山口副社長 会長職は廃止

2018.03.09
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山口貢副社長

山口貢副社長

神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

 神戸製鋼所は9日、一連のデータ改ざん問題を受けて辞任する川崎博也社長(63)の後任に、機械事業部門を担当する山口貢副社長(60)が昇格するトップ人事を発表した。4月1日付。川崎氏が兼務する会長職は廃止する。

 これまで主力の鉄鋼部門出身者が社長に就くことが多く、機械部門からの起用は1980年代以降で初めて。信頼回復にどう取り組むかが注目される。

 山口氏は機械部門の事務畑が長く、本社の経営企画部長も務めた。現在は機械部門長の副社長で、2017年にスウェーデンの産業用機械メーカーを買収、高砂製作所(高砂市)に世界最大級の非汎用圧縮機用の試運転設備を完成させるなど事業拡大を進めてきた。

 データ改ざん問題では、同部門でも社内基準を満たさない製品の一部で、基準を満たすように数値を操作するなどの行為が確認され、山口氏も報酬一部返納の処分を受けている。(横田良平)

 山口 貢氏(やまぐち・みつぐ)北海道大法学部卒。81年神戸製鋼所入社。経営企画部担当部長、機械事業部門企画管理部長、専務執行役員などを経て17年4月から代表取締役副社長執行役員。北海道出身。