ひょうご経済プラスTOP 経済 原木シイタケ、薪ボイラーで周年栽培 宍粟

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原木シイタケ、薪ボイラーで周年栽培 宍粟

2018.03.13
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原木シイタケの周年栽培に取り組む岡崎久和さん(右)と信也さん親子=宍粟市一宮町

原木シイタケの周年栽培に取り組む岡崎久和さん(右)と信也さん親子=宍粟市一宮町

 兵庫県宍粟市一宮町の岡崎久和さん(67)と信也さん(42)親子が原木シイタケを年間通じて育てる周年栽培に取り組んでいる。冬もシイタケ菌が活動しやすい温度を保つために薪ボイラーを活用。資源循環型の栽培で森の恵みである濃厚な味わいを守っている。

 岡崎さん親子が原木シイタケを始めたのは20年ほど前。重いほだ木を扱う重労働が敬遠されて栽培する人が減少していたが、味や安全性と、自然と調和した栽培技術であることに引かれて原木栽培にこだわった。

 各地の生産地を回って栽培法を研究し、ほだ木を休ませる休養室を4年ほど前に製作。断熱材を多用した休養室を地元で手に入れた薪などを使うボイラーで室温20度前後、湿度70~80%に保ち、冬もシイタケが安定して発生している。休養室内は夏は高温にならないため、栽培が難しい7、8月も生産が可能という。ほだ木は兵庫県内のコナラを利用している。

 久和さんは「環境に優しい原木シイタケの魅力を多くの人に知ってほしい」と話す。原木シイタケは同町にあるJAハリマの「食彩館 伊和の里」(TEL0790・72・2202)などで販売。売り切れることも多いので要確認。(辻本一好)