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兵庫の企業3月期決算 おおむね好業績予想

2018.04.20
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神戸新聞NEXT

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 兵庫県内に本社・本店を置く上場78社の2018年3月期(17年度)決算発表が20日に始まる。海外での景気拡大などを背景におおむね好業績が予想されるものの、人手不足による人件費増などが利益を圧迫しそうだ。神戸製鋼所と川崎重工業では、製品データ改ざんや新幹線台車亀裂の問題が業績にどう影響したか-も注目される。

 神戸新聞社のまとめでは、県内上場企業の決算発表は、20日のアジュバンコスメジャパンから始まり、5月18日まで続く。ピークは全国と同じ11日=表(順不同、日程は変更の可能性あり)。

 日銀が今月2日に発表した企業短期経済観測調査(短観)では、大企業の17年度決算の経常利益は前年比12%増を見込む。非製造業が5・3%増にとどまる一方、製造業は19・7%増と好調さが目立つ。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、製造業は海外での旺盛な需要を背景に、主に自動車や電子部品、産業機械、工作機械の関連分野で好業績が期待できるという。17年度の平均為替レートが1ドル=111円と、前年度から2・5%の円安が進んだことも追い風となりそうだ。

 政府は17年度の実質国内総生産(GDP)の消費を1・2%増と見込む。内需向け業種の事業環境が緩やかに回復しており、訪日外国人の増加もプラス材料だ。ただ、人手不足によって人件費や設備投資コストがかさみ、業績の足を引っ張る恐れもある。

 県内企業のうち、神戸製鋼所は2月の業績予想修正で、製品交換に伴う費用100億円を計上。川崎重工業は、3月の業績予想修正で新幹線台車枠の交換費用として約10億円を計上している。