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アコールの来客対応システム好評 導入企業、前年の9倍に

2018.05.11
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来客対応サービスを展開するアコールの長沼斉寿社長=神戸市中央区江戸町

来客対応サービスを展開するアコールの長沼斉寿社長=神戸市中央区江戸町

 ベンチャー企業のACALL(アコール、神戸市中央区)が開発した「来客対応システム」が好調だ。各事業所での商談を効率化させるため、会議室の予約や来客の受け付けなどを自動化するのが特徴。導入企業は4月末時点で700を超え、前年同時期の9倍に急拡大した。今後、議事録の管理なども担う一貫サービスを目指す。(長尾亮太)

 同システムは、専用アプリに商談の予定を書き込むと、社内の会議室を予約するとともに、来訪予定者にQRコードと6桁の数字を記したメールを自動送信。玄関口などにタブレット端末を置いておき、当日訪れた人が端末にQRコードを示すか、数字を入力すると、来訪通知が担当者の携帯電話に届く仕組みだ。

 2016年7月にサービスを始めた。タブレット端末だけで導入できる手軽さや、従業員10人以下の企業を対象にした基本機能の無料サービスが人気の理由という。今年2月には、端末の画面に会議の残り時間や議題を表示したり、飲み物を注文したりできる機能を追加した。

 同社は、長沼斉寿社長が情報システム会社勤務を経て10年に設立した。当初は別のITサービスを手掛けたが、試作した同システムが好評だったため、主力事業に据えた。今月、同システムを多くの人に体験してもらうため、本社を芦屋市から神戸・三宮に移した。

 作成した議事録を共有できるサービスを今夏にも投入する計画という。長沼社長は「商談のあらゆるプロセスを効率化させる仕組みを築き、いずれは世界中でサービスを展開したい」と話している。

 同社の資本金は9千万円。従業員10人。