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新明和工業 筆頭株主に旧村上ファンド系など3者

2018.05.16
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 特装車大手の新明和工業(兵庫県宝塚市)は15日、旧村上ファンド系の投資会社など3者が筆頭株主になったと明らかにした。同日発表した2018~20年度の中期経営計画では、株主還元策として、純利益に占める配当金総額の割合を示す配当性向を連結ベースで大幅に引き上げることを掲げたが、「(同ファンド系の動きとは)関係ない」とした。

 関東財務局に提出された変更報告書によると、同ファンド関係者が運営する投資会社、レノ(東京)の出資比率は共同保有分を含め2日付で14・8%。同社によると、4月4日付に5%を超えた後も徐々に買い増し、同16日付で筆頭株主となったという。レノは同報告書で、新明和株の保有目的を「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行う」と説明している。

 同社の配当性向は15~20%だったが、新計画では40~50%に拡大。大阪市で会見した五十川龍之社長は「株主還元を骨太にして企業価値を向上させる」と強調。「個別の株主がどうということでない。これまでが低く、30%ぐらいが最低ラインと考えた」と述べた。

 このほど発表した18年3月期連結決算では、配当性向を前期比倍増の31%とし、19年3月期は45・2%を見込む。(大島光貴)