ひょうご経済プラスTOP 経済 米コンサル大手のマッキンゼー 新神戸に研修施設

経済

米コンサル大手のマッキンゼー 新神戸に研修施設

2018.05.16
  • 印刷
マッキンゼーが研修所を設けるJR新神戸駅前の複合ビル=神戸市中央区北野町1(撮影・綱嶋葉名)

マッキンゼーが研修所を設けるJR新神戸駅前の複合ビル=神戸市中央区北野町1(撮影・綱嶋葉名)

 神戸市は15日、米経営コンサルティング大手のマッキンゼー・アンド・カンパニーが今秋にも、JR新神戸駅前の商業施設「新神戸オリエンタルアベニュー」(神戸市中央区北野町1)内に、アジア地域で初となる社員研修所を設けると発表した。世界では米国とオーストリアに次ぎ3カ所目。アジアの経済成長に伴うコンサルティング需要の増加に対応する。

 同社は今年3月、大阪市内に西日本営業の拠点となる関西オフィスを設けたばかり。研修所については、香港など複数の候補地に絞り込んだ上で、神戸開港以来の国際交流の歴史や快適な居住環境を理由に決めたという。

 「神戸ラーニングセンター」で、15日までに同施設を保有するシンガポール企業側と入居契約を結んだ。広さ約3千平方メートル。1回1週間程度の研修に中国、東南アジア、インド、北南米、欧州から社員を集め、企業や行政向けの提案力を磨く。5年後には年間延べ1万3千人以上が訪れる計画で、同施設に直結するANAクラウンプラザホテルを利用して神戸に滞在するという。

 神戸市企業誘致部は「海外からビジネスリーダーや学術関係者が集まる。神戸の魅力発信にも期待したい」と歓迎。稼働率に応じ、賃料の一部を最大で年間1千万円、5年間補助する。

 新神戸オリエンタルアベニューは地上3階、地下3階。1988年にホテル、劇場との複合施設として開業した。現在、大規模な改装を進めており、外国人を含む観光客、ベンチャーなどの企業、芸能関係者らの交流拠点を目指す。

 管理会社によると、2019年完成予定。ファッションや飲食店、神戸ビーフのPR拠点、貸しオフィス、診療施設、ライブハウスなどを検討している。研修所の誘致について、関係者は「新幹線利用者が立ち寄りやすい立地をもっと生かすきっかけになってほしい」と活性化に期待した。(内田尚典)