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ウーバーがタクシーと連携 淡路島で今夏実証実験

2018.05.22
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ウーバーの配車アプリのイメージ。スマホ画面に運転手と車両情報、迎車時間が示されている(同社提供)

ウーバーの配車アプリのイメージ。スマホ画面に運転手と車両情報、迎車時間が示されている(同社提供)

 兵庫県淡路島内で今夏、米配車大手ウーバー・テクノロジーズの配車アプリを搭載したタクシーが走りだす。同社とタクシーとの連携は国内初。一般ドライバーが自家用車を使って空き時間に客を運ぶ「ライドシェア」(相乗り)市場を確立し、世界で成長してきた同社がタクシー会社との連携を通したネットワーク拡大を日本で実現できるか、試金石となりそうだ。淡路島側は海外で普及するアプリを活用し、訪日観光客の誘致に弾みをつけたい考え。

 淡路県民局が本年度末までの実証実験として実施。ウーバーの配車システムはスマートフォンのアプリを使ってタクシーを呼び、登録済みのクレジットカードで決済して目的地で降車することができるため、日本語を話せない外国人観光客にとって利便性が高い。

 同県民局は利用状況の分析をウーバーに依頼。島内のタクシー会社全12社(計約130台)に参画を呼び掛け、アプリ搭載のタブレット導入を支援する。事業費は約320万円。ウーバーは世界約70カ国、50の言語に対応した配車サービスを展開しており、訪日観光客対策に向いている。アプリは日本人も使える。

 ウーバーはライドシェア市場を確立して成長してきたが、いわゆる「白タク行為」に当たるため国内では道路運送法に抵触。京都府京丹後市や北海道中頓別町といった過疎地での例外的な導入にとどまる。

 淡路島では、関西空港と洲本港(洲本市)とを結ぶ高速船が昨年7月に復活。訪日観光客の誘致へ期待が高まっているが、路線・高速バスは接続が悪く観光地巡りには不向きなため、県民局がタクシー業界との調整を進めていた。(西井由比子)