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保証債務残高8年ぶり増加 17年度末、兵庫県内

2018.05.25
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 兵庫県信用保証協会が24日までにまとめた2017年度末時点の保証債務残高は、16年度比2・1%増の1兆965億5千万円と、8年ぶりに増えた。16年度に始めた大口長期の無担保商品「リード」、17年度から運転資金に限定して取り扱う「短期継続保証」などが寄与した。

 17年度の保証承諾額は、16年度比0・3%増の4285億2800万円と3年連続で増加。件数は5・2%増の2万6662件だった。

 不渡りなどの事故報告は人手不足の小売り、建設などを中心に増えた一方、破綻先の債務を肩代わりする代位弁済は経営支援の強化などで、1505件(16年度比1・3%減)、171億5500万円(5・6%減)だった。

 18年度の保証承諾額は、17年度比6・7%減の4千億円を見込む。景気回復や金融機関の貸し出し姿勢の積極化で、同協会の保証承諾を伴わない「プロパー融資」が増えるとみているため。杉本明文理事長は「創業や事業再生など企業の成長段階に適した保証商品の提供に努める」としている。

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 同協会が24日発表した4月の保証承諾額は、資金繰り改善の借り換えに対応する新商品が好調で、前年同月比3・1%増と、2カ月ぶりに増えた。件数は3カ月連続で減った。(内田尚典)