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極東開発工業、新潟の鉄道車両メーカー買収

2018.06.12
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北陸重機工業が製造したディーゼル機関車=台湾(極東開発工業提供)

北陸重機工業が製造したディーゼル機関車=台湾(極東開発工業提供)

 特装車大手の極東開発工業(兵庫県西宮市)は12日、鉄道車両メーカー北陸重機工業(新潟市)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。急速な人口増や渋滞が問題化するアジア、アフリカなどの途上国で大幅な需要拡大が見込まれる鉄道関連市場に進出するのが狙い。5月25日付で、買収額は非公表。

 北陸重機工業は1965年設立。製鉄所構内や工業地帯内の鉄道などでけん引用に使われるディーゼル機関車、鉄道会社の保線作業用向け軌道モーターカーを中心に製造し、国内で高いシェアを誇るほか、アジア各国にも納入している。2017年10月期の売上高は十数億円。

 極東開発工業の18年3月期連結売上高は1127億円で5年続けて最高を更新。さらなる成長に向けて、新たな事業領域への進出と海外展開強化に取り組むため、途上国のインフラ事業に強い北陸重機工業に着目した。ダンプトラックなど特装車事業を中心に、設計から製造、販売に至るまでグループ化によるシナジー(相乗効果)を狙う。(大島光貴)