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日本酒をワイングラスで 但馬「香住鶴」が新提案

2018.06.27
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ワイングラスで飲む日本酒をPRする香住鶴の従業員=香美町香住区小原

ワイングラスで飲む日本酒をPRする香住鶴の従業員=香美町香住区小原

香住鶴の商品の裏ラベルに記載されたグラスの例

香住鶴の商品の裏ラベルに記載されたグラスの例

 但馬を代表する日本酒メーカーの一つ「香住鶴」(兵庫県香美町)が、ワイングラスに注いで飲む、日本酒の新しい楽しみ方を提案している。その名も「SAKEぐらす」。おちょこや杯で飲むよりも香りが引き立ち、味がまろやかになるという。(黒川裕生)

 日本酒は近年、和食人気の高まりと共に、外国のファンも増えている。そんな中、ワイングラスで日本酒を飲むスタイルが海外から逆輸入され、国内でも2011年からワイングラスに合う日本酒の全国規模のコンテストが始まるなど、注目を集めている。

 おちょこや杯とワイングラスとの最たる違いは、その形。大ぶりで口がすぼまったグラスに日本酒を注ぐと、内側にこもることで香りがぐっと増し、とげとげしさが抜けてより甘く感じられるようになるという。

 創業約300年の香住鶴でも、外国人だけでなく、日本酒に慣れていない女性や若者にもっと親しんでもらおうと、今年、本格的にこのスタイルを導入。「ワイングラスと呼ぶのは、しゃくにさわる」(福本芳夫社長)とのことで、「SAKEぐらす」と命名し、普及に乗り出した。

 同社の商品の裏ラベルに、大吟醸や純米酒など、それぞれの日本酒と相性の良いグラスの例を記載した。今後、「SAKEぐらす」向けの品ぞろえを充実させ、料理イベントで提案するなどしながら普及に努めていくという。

 福本社長は「日本酒好きの人たちにも好評で、特に冷酒は味が全く違うので皆さん驚かれる。私も去年から、晩酌は専らこの飲み方です」と笑う。香住鶴TEL0796・36・0029