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神戸のベンチャー、キャリア相談の新サービス

2018.07.27
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働く母親らがキャリアに関する助言や指導を受けられるサービスを始めたコンパスの大津愛CEO=神戸市中央区雲井通5

働く母親らがキャリアに関する助言や指導を受けられるサービスを始めたコンパスの大津愛CEO=神戸市中央区雲井通5

 ベンチャー企業のCompass(コンパス、神戸市中央区)は、働く母親やワーキングプア(働く貧困層)のために、キャリア(職務経歴)に関する助言や指導を受けられる仕事紹介サービスを始めた。スマートフォンなどを介して、時間や場所に縛られず手軽に相談できる。相談内容に基づいて、より適性があり、収入の高い仕事を見つけてもらうことを目指す。

 同社は神戸市出身の大津愛社長がNPO法人に所属して、働いたことのない若者らの就労支援を担った経験を基に、2017年9月に創業。ベンチャー企業を育成する神戸市の取り組みにも参加し、事業戦略を磨いてきた。

 キャリアに関する相談は、仕事への意欲を高めたり、自己啓発のきっかけになったりする効果があるという。同社は、ワーキングプアや働く母親にキャリア意識を強めてもらうことで新たな仕事探しを支援しようと、サービス開始にこぎつけた。

 利用者は通信アプリのLINE(ライン)を使い、コンピュータープログラムとの会話を通じて、求める働き方ややりがい、抱えている悩みなどを同社と共有。動画通話、対面などの形式で、専門家のキャリアコンサルタントから助言や指導を受けられる。予約制で午前7時~翌日午前1時に利用でき、2回目まで無料。働く母親など時間のない人や、対面が苦手な人が利用しやすい利点がある。

 相談を受けた人に、それぞれの悩みや希望に応じた仕事先をあっせんする。近畿地方の企業から始め、対象地域を広げていく。製造業を中心とする企業の人手不足解消に寄与する狙いもあるという。

 大津さんは「サービスを通してより多くの人がキャリアプランを持ち、その人らしく暮らせるようになれば」と話している。(長尾亮太)