ひょうご経済プラスTOP 経済 川重、建機向け部品の増産へ 兵庫・稲美に製造拠点

経済

川重、建機向け部品の増産へ 兵庫・稲美に製造拠点

2018.08.13
  • 印刷

 川崎重工業(神戸市中央区)は、油圧ショベルなどの建機向け部品の増産に向け、兵庫県稲美町に新たな製造拠点を設ける。これまでは協力会社に製造を委託していたが、人手不足で増産が難しくなりつつあり、内製化し需要拡大に対応する。

 新たな拠点は稲美町和田の約2千平方メートル。別会社の空き工場を借り、10月以降にショベル用の油圧機器部品の量産を開始する。新規雇用を含め、人員は20人程度を想定。賃借期間は未定で、総投資額は非公表。中国・蘇州の工場でも製造ラインを増やし、現地の鉱山などで使う大型機向け部品を製造する。

 川重の油圧機器を含む精密機械・ロボット部門の売上高は、2018年3月期で前年同期比1・3倍の1989億円。19年3月期は2300億円を見込む。中国では公共投資の増加で建機市場が回復しており、「生産が追いつかず、供給網の整備が緊急課題。国内外で時間をかけずに対応していく」と富田健司副社長。19年度末までに約2割の増産体制を整えるという。(横田良平)