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学生の発想で企業の課題解決へ 神戸で「Mラボ」最終発表会

2018.10.27
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企業の課題解決に向け、研究内容を発表する学生ら=27日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・辰巳直之)

企業の課題解決に向け、研究内容を発表する学生ら=27日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・辰巳直之)

 大学生が兵庫県内企業の経営課題の解決策を提案する「Mラボ課題解決ラボ」の最終発表会が27日、神戸ハーバーランドで開かれた。県内外の11大学から学生約250人が参加。グランプリは、ネイルによる農業従事者の指先保護を提案した甲南女子大人間科学部の佐伯勇ゼミが獲得した。

 県内企業と大学生の就職マッチングを支援する「Mラボ」(神戸新聞社、県主催)の中核事業で6回目。学生らは6月から企業訪問や経営者との意見交換を行い、研究を進めてきた。

 佐伯ゼミは、ネイル商品の卸売りを手掛けるTAT(西宮市)を対象に、ネイル市場の新たな展開を検討。農業従事者の指先の荒れに着目し、多可町などで農家に聞き取り、爪と指の間に土が入らないようにするネイル商品の開発を提案した。ガーデニング愛好家らにも販路を拡大できるとも述べ、発想の独自性や完成度が評価された。

 代表で4年の森麻里奈さん(22)は「別の活動で多可町を訪れた際の、農家の方の指先を思い出した。昨年もMラボに参加して、今年は昨年の借りを返せて良かった」。TATの高野芳樹社長(40)は「想定外の切り口で、かつ彼女たちの行動力に驚いた。十分ビジネスチャンスになり得る」と話した。(横田良平)

 グランプリ以外の成績は次の通り。(かっこ内は研究対象企業)

 2位=甲南大・西村ゼミ(富永貿易)▽3位=関西学院大・川端ゼミ(ウィル)▽審査員特別賞=関西大・荒木ゼミ(エム・シーシー食品)