ひょうご経済プラスTOP 経済 エスコヤマ小山さん「強い兵庫を次世代に」経営者3人がコンサル会社

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エスコヤマ小山さん「強い兵庫を次世代に」経営者3人がコンサル会社

2018.11.30
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フェリシモの矢崎和彦社長(同社提供)

フェリシモの矢崎和彦社長(同社提供)

エス・コヤマの小山進社長(同社提供)

エス・コヤマの小山進社長(同社提供)

兵庫ヤクルト販売の阿部泰久社長(同社提供)

兵庫ヤクルト販売の阿部泰久社長(同社提供)

 通販大手フェリシモ(神戸市中央区)の矢崎和彦社長(63)と、人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」(兵庫県三田市)のオーナーシェフ小山進さん(54)、兵庫ヤクルト販売(神戸市西区)の阿部泰久社長(62)が、コンサルティング会社「hitorigoto(ヒトリゴト)」をこのほど設立した。新商品や新規事業を次々と生み出し、地域貢献活動にも力を入れてきた3人。培ってきたノウハウを生かし、商品開発や販売促進などの実践的な経営指導を展開する。(中務庸子)

 新会社の本社は神戸市中央区にあるマンションの一室に置き、資本金999万円を3人が均等出資した。

 関西のサービス業を中心に、店舗の改装や独立起業などに際し、経営課題の解決や強みの引き出し方などを指導する。具体的には、乳酸菌飲料の宅配を通じて地域の人脈が豊富な阿部社長が支援先を発掘。小山さんがアイデアを提案し、矢崎社長がとりまとめて形にするという。

 社名は、矢崎社長に経営のアイデアを“独り言”のように思いつくまま話す小山さんの姿が由来。もともと親交が深かった2人。兵庫を訪れる外国人観光客が京都、大阪に比べて少ないことや観光地の連携などの地域課題を話し合う中で、「個々の店舗の魅力が高まれば、活気が生まれるのでは」と考えた。地元商店などとつながりが深い阿部社長も合流し、11月1日付でヒトリゴトを設立した。

 新会社の運営には3人のそれぞれの息子らも参加。社長には阿部社長の長男恭大さん(28)が就いた。小山さんは「僕たちのものづくりを子どもたちに見せて、他都市に負けない強い兵庫を次の世代に残したい」と話している。

 会社新設を記念して、3人のトークイベントが12月11日午後6~8時、神戸市中央区のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO=きいと)である。千円。事前申し込みが必要で、先着50人。ヒトリゴトTEL090・6677・1510、メールinfo@hitorigoto.co.jp

【やざき・かずひこ】1955年大阪市生まれ。学習院大経済学部卒。78年ハイセンス(現フェリシモ)入社。87年から社長。2005年神戸大大学院経営学研究科修了。人気商品「500色の色えんぴつ」など、これまで千点以上の商品を開発。著名人を招いた講演会「神戸学校」など、通信販売の枠を超えた、さまざまな事業開発やプロジェクトもけん引する。

【こやま・すすむ】1964年京都市生まれ。大阪あべの辻調理師専門学校卒。83年スイス菓子ハイジ入社。2003年に独立し、ロールケーキ「小山ロール」がヒット。鋭い味覚を生かし、トウガラシと組み合わせたチョコレートなどを発表。仏のコンテストで8年連続最高位を獲得した。子ども専用の菓子店を設けるなど、菓子を通して親子の絆を深める仕掛けづくりも。

【あべ・やすひさ】1956年神戸市東灘区生まれ。甲南大経営学部卒。ヤクルト本社を経て、82年兵庫ヤクルト販売入社。95年から社長。神戸市西部と東・北播磨の計約160万人の営業エリアで1日16万本を売り上げる。ヤクルト三木工場や周辺の観光地を無料で巡るバスツアーや健康教室など地域イベントを展開。宅配業を生かした高齢者見守りにも力を入れる。