ひょうご経済プラスTOP 経済 みなと銀と兵庫信金、中小のM&A仲介で業務提携

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みなと銀と兵庫信金、中小のM&A仲介で業務提携

2018.12.06
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みなと銀行本店=神戸市中央区三宮町2

みなと銀行本店=神戸市中央区三宮町2

 みなと銀行(神戸市中央区)は5日、中小、小規模企業向けの合併・買収(M&A)仲介業務で兵庫信用金庫(姫路市)と連携協定を結んだことを明らかにした。兵庫県内の地方銀行と信金がM&A分野で連携するのは初という。後継者不足による廃業で技術力や雇用が失われるのを防ぐ。

 兵庫信金が、企業の買収または売却▽事業の譲渡または譲受▽合併や資本提携-などを検討する取引先の情報をみなと銀に提供。みなと銀は、条件に合う取引先の選定や交渉の仲介を担い、成功報酬の一部を紹介料として兵庫信金に支払う。

 みなと銀は、神戸商工会議所と共同で小規模企業のM&Aを支援している。親族、従業員への経営の引き継ぎが難しい企業の事業を残す手段として関心が高まっており、信金との連携で業務を広げることにした。兵庫信金とは観光活性化ファンドに共同出資している。

 M&A支援強化で、みなと銀は、今春経営統合した関西アーバン銀行(大阪市)、近畿大阪銀行(同)と情報交換を進め、各行の顧客同士で成約が出始めたとする。仲介サイト運営のトランビ(東京)とも連携し、手数料収入の拡大を図る。

 信金との連携では、みなと銀の取引先が買い側、信金の取引先が売り側のケースが増えると予想される。地元での従業員の雇用継続などを望む売り側の声に応えながら、成約につなげられるかが鍵となる。

 国内では今年9月、山形銀行(山形市)が山形県内の4信金とM&A仲介の連携協定を結んでいる。(内田尚典)