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神戸発バリアフリーマップを第1号認定事業に SDGs協会

2018.12.25
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車いすルートマップを広める活動を担う関西大の辻坂夕輝さん(左)と神戸大の平田晃義さん=大阪市中央区東心斎橋1

車いすルートマップを広める活動を担う関西大の辻坂夕輝さん(左)と神戸大の平田晃義さん=大阪市中央区東心斎橋1

神戸ハーバーランド周辺の車いすルートマップ

神戸ハーバーランド周辺の車いすルートマップ

 車いす利用者に、鉄道駅から目的地まで安全に通行できるバリアフリーマップを作る神戸発の活動が、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の周知に取り組む「日本SDGs協会」(大阪市)から第1号認定事業に選ばれた。障害者や高齢者らが住みやすいまちづくりを目指す取り組みが評価された。今後、同協会の学生メンバーがマップを広めていく。

 車いすで生活するシステム開発会社、グローバルITネット(大阪市)の三木谷毅社長(58)=神戸市東灘区=が中心となり、2013年に始めた活動。マップに掲載希望の企業や店舗に資金を出してもらい、郵便局員らの協力を得て経路を選ぶ。駅に張ったポスターの「QRコード」をスマートフォンで読み取ると、経路が写真やコメント付きで表示される仕組みだ。今年6月に神戸市内全140駅のマップが完成、加古川市や大阪、東京でも作製が進む。

 今回の認定を受け、同協会の活動に参加する関西の大学生がマップの普及に携わる。関西大2年辻坂夕輝さん(20)は「車いす利用者だけでなく、高齢者や大きな荷物を持つ外国人観光客の役に立つ。会員制交流サイト(SNS)を使って活動を拡散し、企業の協力を得たい」と話す。神戸でのマップ作りに参加し、今後も活動を支える神戸大4年の平田晃義さん(23)は「マップを必要とする人がいる。意義を多くの人に伝え、全国に広まれば」と期待を込める。(大島光貴)