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正社員の副業解禁 神戸デジタル・ラボ、今秋から

2018.12.29
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 システム開発の神戸デジタル・ラボ(神戸市中央区)は働き方改革の一環で、今秋から正社員の副業を解禁した。エンジニアの首都圏などへの人材流出を防ぐとともに、副業で得た経験や能力、人脈を本業に生かしてもらう狙い。

 業界では現在、国内のIT人材不足が深刻化している。同社も、給与の高い東京の同業他社や、特定分野を専門とするシステム開発会社への人材流出が課題だった。副業を解禁することで、社員の所得増加や本業との相乗効果につなげる。

 自社の事業と競合しない内容で、副業の1カ月前までに申告し、面接などの審査をパスすることが条件。本業や副業で知り得た秘密を漏らしたり、持ち込んだりしない▽勤務時間中は本業に専念▽副業で社有パソコン、携帯電話を使わない▽副業で健康を損なわないよう留意-などのルールを定めた。両立の状況は、上司が定期的に聞き取りして確認するという。

 10月から始め、現在3人が商店の販売管理システムの開発や、ホームページの作成などを行っている。副業制度を活用して、収入が1・5倍に増えた社員もいるという。

 西下尚良取締役は「仕事と育児や介護、趣味を両立するように、仕事と仕事の両立があってもいい。複数の作業を同時にこなす訓練にもなるし、本業での新規事業創出などの効果も期待している」と話している。(中務庸子)