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神鋼、軸受け用鋼管市場に参入 山特鋼に生産委託

2019.01.19
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 神戸製鋼所(神戸市中央区)は18日、自動車などに使われる軸受け(ベアリング)用鋼管の市場に参入すると発表した。山陽特殊製鋼(兵庫県姫路市)に生産を委託し、4月から販売を始める予定。山特鋼と新日鉄住金から取引先などの権利を一部譲り受ける。

 公正取引委員会は同日、新日鉄住金が山特鋼を子会社化する計画を承認した。子会社化により市場を独占する製品に関し、生産設備の一部を神鋼に譲渡することで競争の維持を図る。

 自動車部品などに使う「軸受け用小径シームレス鋼管」の国内市場シェアは山特鋼が約7割、新日鉄住金が約3割を占める。神鋼は公取委の通知により、同鋼管に関して年間最大1万6千トンの製造を委託する権利と、年間1万4千トン相当を取引する権利を取得する。公取委は譲渡に伴い、神鋼が最大25%のシェアを持つとしている。

 公取委によると、同鋼管の市場規模は約120億円。神鋼は軸受け用の線材や棒鋼を製造販売しており、新規参入で相乗効果を図る。(横田良平)