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神戸港の輸出入、過去最高 4・4%増の9兆円超

2019.01.24
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神戸新聞NEXT

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 神戸税関が23日発表した2018年の神戸港貿易概況は、輸出入総額が前年比4・4%増の9兆2616億円と、統計を取り始めた1979年以降で最高だった。国内外の景気拡大を追い風に、中国を中心とするアジア地域との輸出入が全体をけん引した。

 これまで輸出入の最高額だったリーマン・ショック前の07年の9兆2211億円をわずかに上回った。18年の輸出入総額は対中国が11・3%伸び、全体の4分の1を占めた。

 輸出は3・4%増の5兆8241億円。リチウムイオン電池の原料となる無機化合物が米国や中国、韓国向けに急増した。自動車エンジン関連品が中国向け、発電用ガスタービン関連品がインドネシア向けに伸びた。また化粧品は1・5倍に膨らみ、品目別の増加額で上位に浮上。貿易摩擦の緩和を図る中国が関税を引き下げ、その恩恵を受けたとみられる。

 一方の輸入も、6・2%増の3兆4375億円と過去最高を更新。フィンランドからリチウムイオン電池の原料になる非鉄金属が伸びた。イタリアから加熱式たばこ、中国から衣類も増えた。

 平均為替レートは、1ドル=110・5円と前年より1・8円の円高だった。

 同時に発表された18年12月分は、輸出入総額が前年同月比4・7%減の7682億円、輸出は6%減の5034億円、輸入は2%減の2648億円だった。(長尾亮太)