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神戸製鋼所、3月期連結決算を下方修正 営業利益10%減

2019.02.05
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神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は5日、2019年3月期連結決算を下方修正し、売上高が昨年10月予想比2・0%減の1兆9900億円、営業利益が同10・0%減の450億円にとどまる見通しと発表した。アルミ・銅部門で半導体装置に使われる厚板などが伸び悩むほか、鉄鋼関連などで主原料価格の高騰が利益を圧迫するという。(横田良平、藤森恵一郎)

 経常利益250億円、純利益350億円の予想は据え置いた。

 一連の検査データ改ざん事件による通期の影響額は、従来予想の110億円から100億円に減少する見込み。海外での損害賠償訴訟に大きな進展がみられず、弁護士費用などが減りそうだという。東京都内で会見した勝川四志彦取締役専務執行役員は「動き始めたら3~4年くらいかかるとみているが、まだ入り口から動いていない状態」とした。

 アルミ・銅部門では、中国景気の減速を背景とした半導体向けの需要減に加えて、改ざんに絡む顧客への補償費用もかさみ、通期の経常損失が従来予想の20億円から40億円に膨らむ見通し。売上高も販売数量の減少に伴い100億円減る。

 建設機械部門では、競争激化により中国や東南アジアで油圧ショベルの販売が従来予想を下回り、約200億円の減収を見込む。

 当初未定としていた19年3月期の期末配当予想は10円とした。中間配当と合わせて年間配当20円を実施する。