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「不祥事」振り返る学習施設 神鋼、神戸に設置へ

2019.02.06
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神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

神戸製鋼所神戸本社=神戸市中央区脇浜海岸通2

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は5日、アルミニウム製品の検査データ改ざん事件などの風化防止に向け、神戸市内に学習施設を設置する方針を明らかにした。グループの役員や従業員が過去の不祥事も含めて振り返り、教訓を語り継ぐ。

 神戸市灘区にある神鋼の研修所の敷地内に、今秋までに設置する予定。詳細は未定だが、常設のスペースを備えて社員教育に活用する。神鋼が同様の施設を整備するのは初めて。

 神鋼では1999年、総会屋への利益供与が発覚し、商法違反の罪で元専務が有罪判決を受け、総務担当者2人が罰金刑に処せられた。2006年に発覚した神戸、加古川両製鉄所のばい煙データ改ざん問題では、役員らが減給・降格処分に。09年の地方議員後援会への違法寄付問題では、当時の社長、会長が辞任する事態に発展した。

 17年に発覚した検査データ改ざんでは、会長兼社長(当時)が引責辞任した。神鋼の広報担当者は「過去の出来事を風化させず、従業員の理解を深めていく」としている。(横田良平)