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沢の鶴、ヤンマーと共同開発の「新酒米」使った純米大吟醸酒を販売へ

2019.02.06
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ヤンマーと共同開発した沢の鶴の純米大吟醸酒「X02」=神戸市灘区大石南町1、沢の鶴資料館

ヤンマーと共同開発した沢の鶴の純米大吟醸酒「X02」=神戸市灘区大石南町1、沢の鶴資料館

ヤンマーと共同開発した純米大吟醸酒を前にする沢の鶴の西村隆社長=神戸市灘区大石南町1、沢の鶴資料館

ヤンマーと共同開発した純米大吟醸酒を前にする沢の鶴の西村隆社長=神戸市灘区大石南町1、沢の鶴資料館

 沢の鶴(神戸市灘区)は6日、ヤンマー(大阪)と新たな酒米を共同開発する「酒米プロジェクト」の第2弾商品として、純米大吟醸酒「X02」を3月1日に発売すると発表した。沢の鶴オンラインショップなどで2月7日に予約を受け付け、23日から沢の鶴資料館で先行販売する。

 販売するのは720ミリリットル入り(税抜き5千円)3千本、180ミリリットル入り(同1500円)1万本。熟した果実のような香りと上品な甘さが特長という。

 プロジェクトは2016年3月に開始。山口県などでの試験栽培や醸造を重ね、最高評価の1品種を使った。イネが倒れにくく収穫量も多く、香りが高いという。ヤンマーは酒米として近く品種登録し、他メーカーへの提供も検討する。

 日本酒業界では初めて、種子開発から醸造までのトレーサビリティー(生産流通履歴)を把握する仕組みを導入。ボトルのQRコードから生産者や醸造方法の情報を得られる。ドローンを使った生育状況の観察、土壌診断などヤンマーの情報通信技術(ICT)を活用している。

 沢の鶴の西村隆社長は「日本酒業界と農家がともに発展していける新たな酒米づくりに今後も取り組む」と話した。(塩津あかね)