ひょうご経済プラスTOP 経済 神鋼・高砂製作所18億円投資 鉄粉製品の生産設備を増強

経済

神鋼・高砂製作所18億円投資 鉄粉製品の生産設備を増強

2019.02.07
  • 印刷

 神戸製鋼所(神戸市中央区)は7日、高砂製作所(兵庫県高砂市)に約18億円を投じ、自動車のエンジン部品などに使われる鉄粉製品の生産設備を増強する、と発表した。軽量化や燃費規制への対応などで需要の拡大が見込まれることから、新たに熱処理炉1基などを増設。2021年度初めの量産開始を目指す。

 鉄粉製造の仕上げ工程に使う熱処理炉を、従来の3基から4基に増強。鉄粉製品の生産能力は、従来の年間最大9万6千トンから11万トンに高まるという。新設する炉は、既存の炉よりも処理温度を高くすることが可能で、顧客ニーズにも幅広く対応できる。

 また、部品の強度を高めるため、鉄粉に黒鉛の粉を付着させる処理機も2基から3基に増やす。増強により、自動車部品向け製品の生産能力は年間最大4万トンから6万トンに高まる。

 鉄粉は純度が高く成型しやすいのが特長で、型に入れ、焼き固めて部品を製造する。特に複雑な形状にする場合に、鉄を削る手法よりも加工しやすい。

 神鋼は自動車部品向けで国内シェア約50%を占めるトップメーカー。自動車以外部品では重金属の吸着や使い捨てカイロなどにも使われている。(横田良平)