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ニチリン カーエアコン部品増産へメキシコ工場に新棟

2019.02.15
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(表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績)

(表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績)

 自動車用ホースを製造するニチリン(兵庫県姫路市)は14日、メキシコでカーエアコンに使われる部品を増産する方針を明らかにした。現地法人の工場に新棟を建設し、2019年中に生産能力を約3倍に引き上げる。

 増産する部品は、カーエアコン内部の熱交換器(IHX)。メキシコ工場の敷地内に平屋の工場棟(床面積約2500平方メートル)を新設する。投資額は3億9千万円。建屋に2億6千万円を、IHXの生産設備に1億3千万円をそれぞれ振り向ける。

 同社によると、車のハンドル操作を支えるパワーステアリング装置が油圧から電動に移行。これに伴い、同社の主力製品であるパワステ用ホースの需要も減少が避けられないという。新商品のIHXに注力することで、同ホースの売り上げ減を補う。同社はメキシコ工場で18年5月からIHXの量産を始めていた。

 同日発表した18年12月期連結決算は、国内でIHXの販売が好調だったほか、中国でのカーエアコン用ホースの需要増が寄与。しかし、利益率の高いパワステ用ホースの需要減や円高の影響で減益だった。(綱嶋葉名)