ひょうご経済プラスTOP 経済 イカナゴのシンコ漁解禁「ここまで少ないの初めて」 初値は平年の3倍に

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イカナゴのシンコ漁解禁「ここまで少ないの初めて」 初値は平年の3倍に

2019.03.05
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次々と水揚げされるシンコ=5日午前、神戸市垂水区平磯3、垂水漁港(撮影・秋山亮太)

次々と水揚げされるシンコ=5日午前、神戸市垂水区平磯3、垂水漁港(撮影・秋山亮太)

 瀬戸内の春の風物詩、イカナゴのシンコ漁が5日、大阪湾と播磨灘で解禁された。3年続きの不漁が予想される中、初日の水揚げは昨年を下回る厳しいスタートとなり、漁師らはさえない表情。兵庫県内各地の漁港で開かれた初競りは平年の3倍の高値となった。

 神戸市漁協では夜明け前、垂水や須磨などの港を約70隻が出港。午前6時10分、一斉に網を入れた。垂水漁港には同8時すぎに漁船が戻り、朝日に輝くシンコが水揚げされた。

 早速開かれた初競りでは、1籠(25キロ)当たり7万7千円と平年の約3倍の高値を付けた。例年、各船で1日数十籠以上ある水揚げがこの日は数籠程度。イカナゴ漁を始めて16年という同市垂水区の漁師(36)は「潮目は良かったのに。ここまで少ないのは初めてだ」と顔を曇らせた。

 海域では資源量を確保しようと一昨年から漁期を短縮。今季は、解禁時のシンコのサイズを大きめに設定した。同漁協の河本勝博専務理事(63)は「風物詩を絶やしてはならない。残しても漁獲は戻らない。どうすればいいのか」と頭を抱えた。(山路 進)