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「給与体系に変化見られる」日銀神戸支店長が講演

2019.03.23
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講演する武元和彦日銀神戸支店長=神戸市中央区京町、オリエンタルホテル

講演する武元和彦日銀神戸支店長=神戸市中央区京町、オリエンタルホテル

 日銀神戸支店の武元和彦支店長は22日、神戸市中央区であった神戸広告協会の3月例会で講演し、「人手不足に悩む企業が若年層やIT人材への賃金配分を増やすなど、給与体系に変化が見られる」と指摘した。

 日銀が全国約2千社に実施した聞き取り調査を踏まえて説明。社内秩序への配慮から年功序列を土台にした給与体系の変革に慎重な声が根強い一方、バブル期並みの求人倍率が続けば徐々に広がると予測した。働き方改革に関連し、兵庫県内の製造企業が長時間労働の抑制に伴う残業代の削減分を賞与に上乗せし始めた例も紹介した。

 一方、国内景気は、中国経済の減速などを受け、政府が3年ぶりに総括判断を引き下げるなど難しい局面に入っており、「良好な水準で推移してきた輸出や設備投資がどうなっていくか要注意」と強調。県内経済には「大阪湾岸道路の延伸や都市再開発、国際スポーツ行事などの追い風がある」と期待感も示した。(内田尚典)