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新神戸の商業施設、体験型へ新装 7月オープン

2019.03.23
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7月1日に新装オープンする商業施設「新神戸オリエンタルアベニュー」(手前の低層ビル)=神戸市中央区北野町1(撮影・鈴木雅之)

7月1日に新装オープンする商業施設「新神戸オリエンタルアベニュー」(手前の低層ビル)=神戸市中央区北野町1(撮影・鈴木雅之)

神戸新聞NEXT

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 JR新神戸駅に隣接する商業施設「新神戸オリエンタルアベニュー」が、7月1日に新装オープンすることが22日、関係者への取材で分かった。専門店の約4割を入れ替え、体験を重視する「コト消費」を中心としたテナント構成で集客力を高める。施設名も変更する方針。24日には神戸ビーフの魅力を紹介する「神戸ビーフ館」が先行開業する。

 同施設はダイエーが1988年、ホテル、劇場との複合施設「新神戸オリエンタルシティ・C3」として開業。このうち下層階(地上3階・地下3階)の商業施設に専門店などが入り、2002年に今の名称に変更した。

 当初は地下にディスコを擁するなど“眠らない街”として若い女性らでにぎわったが、阪神・淡路大震災や長引く不況の影響でテナントが相次ぎ撤退。運営母体のダイエーも経営不振に陥り、04年に米証券大手モルガン・スタンレーに譲渡した後、09年にはタイの大手財閥に売却された。専門店街のテナントは約30店舗と、最盛期の150店前後から大幅に減った。

 施設を管理する「JLLモールマネジメント」(東京)によると、約2年前に新装計画を策定。三宮やハーバーランドと差別化するため、コト消費が提供できるテナントを誘致してきた。

 今月24日に神戸ビーフ館が開業するのを手始めに、4月に服飾店や宝石店が移転・改装するほか、コンビニ店も入る。今夏には県産品を取り扱う土産物店や健康診断施設などが入る医療モールを開設。昨年末に閉館した2階の「新神戸オリエンタル劇場」も7月、アニメや漫画を原作にした舞台「2・5次元ミュージカル」の専用劇場として改名し再開する。

 新装オープンに伴い、テナント入居率は約50%から約70%に上昇するが、地下2階や西棟1階などは全面空きフロアのまま。「店舗誘致交渉を進めている段階」(JLL)という。

 JLLの担当者は「テナントが減り寂しい状況が続いたが、新しい体験、発見をしてもらえる施設として再出発する。効果的に催事も開くなど(新神戸)のにぎわいを再生したい」としている。(三島大一郎)