ひょうご経済プラスTOP 経済 「十一の奈良漬」の黒田食品が廃業 負債9億円

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「十一の奈良漬」の黒田食品が廃業 負債9億円

2019.04.08
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「十一(といち)の奈良漬」で知られる黒田食品神戸本社=8日午前、神戸市兵庫区七宮町1(撮影・吉田敦史)

「十一(といち)の奈良漬」で知られる黒田食品神戸本社=8日午前、神戸市兵庫区七宮町1(撮影・吉田敦史)

黒田食品神戸本社に掲示された通知書=神戸市兵庫区七宮町1

黒田食品神戸本社に掲示された通知書=神戸市兵庫区七宮町1

黒田食品神戸本社に掲示された「お詫びと法廷手続きのお知らせ」の張り紙=神戸市兵庫区七宮町1

黒田食品神戸本社に掲示された「お詫びと法廷手続きのお知らせ」の張り紙=神戸市兵庫区七宮町1

 信用調査会社の帝国データバンクと東京商工リサーチは8日、「十一の奈良漬」で知られる漬物製造・販売の黒田食品(神戸市兵庫区)が事業を停止し、法的手続きに移ると発表した。帝国データによると、2018年3月期末時点の負債額は約9億100万円。

 今年3月、黒田食品が輸入・販売する中国産甘酢らっきょうの中に、残留農薬が基準値を超えている製品があることが判明。だが、自主回収の資金や人材確保のめどが立たず、事業継続は困難と判断したという。

 今後も自主回収をしない予定で、同社はホームページ上で「(同商品を)体重50キロの人が、生涯毎日3・3キロ食べ続けても健康に悪影響はない」と説明。現時点で健康被害の報告はないという。

 1913(大正2)年創業。福神漬け、らっきょう漬けなどの卸を主体に奈良漬などを製造していた。需要減退で近年は売り上げが半減したが、経常損益で黒字を確保していたという。