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紙幣刷新 グローリー「万全の態勢で臨む」

2019.04.09
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神戸新聞NEXT

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 1万円札、5千円札、千円札のデザインを政府が刷新することを受け、貨幣処理機大手のグローリー(兵庫県姫路市)の株価は一時ストップ高を付けるなど急騰した。数十万台に上る貨幣処理機の改修・更新が見込まれるといい、「万全の体制で臨みたい」としている。

 この日の同社の株価は、午前の取引で3185円のストップ高となり、終値は前日比211円高の2893円で引けた。

 2004年の新紙幣発行時は約36万台の貨幣処理機のソフトウエア改修や機械の入れ替えを行い、特需は03~05年度に900億円に上った。今回は新500円硬貨も発行されることから、「何らかの改造が必要な機械は前回よりも増える」とみている。

 改修や入れ替えの具体的な対応は新紙幣を確認しないと分からないといい、業界団体の日本自動販売システム機械工業会などを通じて情報収集に当たる予定だ。

 前回の新紙幣発行は準備期間が約2年しかなかったが、今回は新紙幣が流通する24年度上期まで5年。プロジェクトチームを立ち上げ、金融機関など貨幣処理機の納入先との調整を進めていく。特需については、人件費などがかさむと予想されるため、売り上げに見合う利益が伴うかは不明としている。