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神戸ポートタワーに回る清酒ラウンジ 5月から期間限定営業

2019.04.13
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展望回転フロアを改装した清酒ラウンジのイメージ(提供)

展望回転フロアを改装した清酒ラウンジのイメージ(提供)

 神戸ポートタワー(神戸市中央区)の展望回転フロアが期間限定で「清酒ラウンジ」に生まれ変わる。5月中のオープンを目指し、来年3月までの営業を予定。港町・神戸を象徴する建造物の知名度を生かし、日本一の酒どころである灘五郷を外国人観光客らにPRする狙いだ。(長尾亮太、中務庸子)

 回転フロアは、1周する20分間に海と山に囲まれた神戸の地形を一望できる。訪日外国人客を照準に定めて「サケ タル ラウンジ」と名付ける。

 同タワーを運営する神戸観光局が4月16日から改装工事を開始。酒だるに使われた古い杉材を壁面に張り巡らせ、六甲山の間伐材で作ったカウンターを設けて雰囲気を演出。灘五郷の銘酒や厳選したおつまみを用意し、飲酒しない人も立ち寄れるようスイーツも提供する。

 灘五郷は江戸時代から、山と海が迫る神戸・阪神間の地形の恩恵を受けて発展してきた。川の急流を生かした水車で精米し、六甲山系の地下水で酒を仕込み、たる回船で江戸に輸送。西宮市から神戸市東部の沿岸に広がる灘五郷は現在も、清酒の国内生産量で2割を占める。

 神戸市はポートタワーを2020年度に民営化し、タワー内に有力なテナントを誘致する計画だが、民営化までは回転フロアを清酒ラウンジとして活用する。

 企画に加わった地元クリエーターの坂野雅さん(43)は「見たり登ったりするだけでなく、ポートタワーから清酒という文化を発信したい」としている。