ひょうご経済プラスTOP 経済 神戸空港 発着枠1日80回へ増やす案で調整

経済

神戸空港 発着枠1日80回へ増やす案で調整

2019.04.15
  • 印刷
神戸空港=2014年、神戸市中央区

神戸空港=2014年、神戸市中央区

 関西経済連合会の松本正義会長は15日の定例会見で、関西の官民が協議中の神戸空港の規制緩和案について、発着上限を現行の1日60回から80回に拡大することで最終調整していると明らかにした。また、午後10時までの運用時間を11時まで延長する案についても公式に言及した。

 関西、大阪(伊丹)、神戸空港の周辺自治体、経済団体でつくる「関西3空港懇談会」で2018年末から議論し、松本氏が座長を務めている。

 神戸空港の規制緩和が実現すれば、06年の開港以来初となる。現在、スカイマークと全日本空輸など4社が上限に近い便数を運航中。緩和で増便が期待される。

 この日の会見で松本氏は、運用時間と発着枠の拡大が「第一段階」との認識を示した。国内外の航空需要の高まりを背景に「関西へのアクセスを便利にする必要があるとだれもが考えている。阻害する要因はない」とも指摘した。

 一方、兵庫県の井戸敏三知事らが求めている国際線の解禁に関しては「中期的な観点で神戸の活性化を考えないといけない」と述べるにとどめた。合意を目指す提案には「どういう緩和をしていくか定期的に話し合う内容も含む」とし、国際化は継続課題となる見通し。

 関経連は、各団体トップらの会合の日程を調整しており、開催は5月にずれ込む可能性があるという。国への要請を経て規制が緩和される時期について明言を避けた。

 井戸知事は15日の定例会見で「求めている運用時間の延長と発着回数は(調整案と)隔たりがある」としつつも「段階的な対応としてそれなりに評価すべき」と一定の理解を示した。(内田尚典、井関 徹)