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紙でエントリーわずか21% ウェブ面接やAI選考も

2019.05.15
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 就職活動は、ITの進化で様変わりした。かつては就職情報誌のとじ込みはがきで資料を請求したり、大学に出された求人票を見て企業に応募したりした。インターネットの普及に合わせ、2000年代から就活サイト「リクナビ」「マイナビ」を使ったエントリーが主流になり、近年はさらに多様化している。

 マイナビ編集長の高橋誠人(まこと)さん(43)によると、数年前からウェブを使った面接や会社説明会に加え、人工知能(AI)や動画による選考が増えつつあるという。「LINE(ライン)を使った採用と同様、学生の生活スタイルに合わせた情報提供や選考のツールが出てきている」と指摘する。

 近年注目されるのが「ウェブセミナー」と呼ばれる説明会だ。学生は会場に行かなくても、説明を聞くことができるのが特長。マイナビが3月に東京都内で開いたセミナーイベントでは、150社の採用担当者がブースのビデオカメラに向かって自社をPRした。スマートフォンやパソコンで同時刻に視聴した学生はチャットで質問できる仕組み。「多数から個人へ。動画を見慣れた学生目線に立った情報発信」と高橋さんは話す。

 エントリーシートも、紙からウェブへの移行が鮮明だ。19年卒の学生を対象にしたマイナビ調査によると、ウェブの79%に対し、紙は21%。03年卒の記者は、エントリーシートの提出が締め切り直前となり、郵便局に駆け込んでバイク便で運んでもらった記憶があるが、はや「平成」の昔話になりつつある。(大島光貴)