ひょうご経済プラスTOP 経済 カネミツ、明石工場閉鎖へ 周辺の宅地化で操業に制約

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カネミツ、明石工場閉鎖へ 周辺の宅地化で操業に制約

2019.05.16
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(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

 自動車部品メーカーのカネミツ(兵庫県明石市)は15日、同社発祥の明石工場(同)を9月末で閉鎖する、と発表した。周辺の宅地化で工場の改築が難しいなど操業に制約が出ていた。閉鎖に伴い、敷地内の本社屋を増築して11月に完成させる予定。残りの跡地活用は今後検討する。

 明石工場は、農業機械やトラックなどに使われるプーリ(滑車)を製造している。9月中に生産機能の大半を三木工場(同県三木市)と長崎工場(長崎市)に移管。一部を加西工場(兵庫県加西市)やタイ、中国に移す。明石工場で生産した炊飯器部品は昨年、長崎にシフトした。

 明石工場は沿岸部に立地しており、昨夏の台風20号で工場施設の一部が倒壊するなど、風水害のリスクも抱えていた。閉鎖に伴い、従業員30人は加西、三木両工場に配置転換する。

 同日発表した2019年3月期連結決算は、タカタ製エアバッグの欠陥に伴う代替部品の販売が一巡し、減収減益だった。20年3月期は代替部品の需要がさらに細り、減収減益の見通し。

(塩津あかね)