ひょうご経済プラスTOP 経済 兵庫県内の農業共済を統合 来年4月「県農業共済組合」発足

経済

兵庫県内の農業共済を統合 来年4月「県農業共済組合」発足

2019.05.17
  • 印刷
農業共済事業の統合に向け、覚書を交わした兵庫県内の市町長や関係者ら=兵庫県庁

農業共済事業の統合に向け、覚書を交わした兵庫県内の市町長や関係者ら=兵庫県庁

 兵庫県内で農業共済事業を行う17市町と九つの広域事務組合、県農業共済組合連合会は、2020年4月に事業を統合して「兵庫県農業共済組合」を発足させることを決め、このほど覚書の調印式を開いた。全県で1組合となり、災害などによる作物ごとの収入減などをカバーする公的保険制度「農業共済」の事務や運営の効率化を図る。

 新組合の発足は20年4月1日付。17年度の県内の加入者は6万人余り、保険引受総額に当たる共済金額は約2兆600億円に上る。現在、県内の農業共済事業は芦屋市を除く40市町の農家が対象。統合で芦屋市内の農家も加入できるようになる。

 調印式には、小野加東広域事務組合管理者の蓬莱務・小野市長ら首長5人、県農業共済組合連合会の吉本知之会長理事らが出席。統合への覚書を交わした。

 農業共済は1940年代に民間で始まった。県内では51年に377組合あったが、統合が進み現在、市町など26団体が担っている。効率化のため、2010年に農林水産省が「1県1組合化」を促し、36都府県で1組合化されている。(山路 進)