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「場が和む」木製名刺ケース 神戸らしい図柄人気

2019.05.23
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神戸らしい風景の図柄を施した木製名刺ケースと開発者の本岡幸二さん=神戸市中央区中町通4

神戸らしい風景の図柄を施した木製名刺ケースと開発者の本岡幸二さん=神戸市中央区中町通4

 機械設計のエム・エム・エス(神戸市中央区)がレーザー加工技術を使い、神戸ポートタワーやクルーズ客船など神戸らしい風景の図柄を施した木製の名刺ケースを開発した。設計技術者が試行錯誤を重ねて生み出した精緻な造りとかわいらしいデザインで、女性を中心に人気を呼んでいる。(長尾亮太)

 1995年に発足した同社は、原子力発電所の設備や建設機械の設計・製図を手掛けてきた。建機の設計を担当していた創業メンバーの本岡幸二さん(61)が6年前、受注の落ち込みを補うために金属製小物の製作に乗り出した。

 神戸市内の鉄工所から協力を受け、自社でもレーザー加工機を導入。光線で微細に加工できる強みを生かし、表札や時計などの金属製品にとどまらず、切断が容易な木材にも加工対象を広げた。キーホルダー作りなどに取り組む中で、暮らしの中で役立つ用具を作ろうと名刺ケースに着目した。

 横10センチ、縦7センチ、厚さ1・8センチの木製容器表面に、神戸ポートタワーやホテルオークラ神戸など地元を代表する建築物をあしらう。風景写真などを参考に船のいかりやカモメなどの図柄も添え、港町らしさを演出した。昨年秋に神戸・南京町の土産品店で販売を始めると、「名刺交換のときに神戸の話題で盛り上がり、場が和む」などと利用者から上々の反響が寄せられたという。

 1個2千円で、写真などを持ち込めば、独自の図柄のケースも1個3500円までで作れる。神戸の風景の木製彫刻絵はがき(500円)も販売している。

 本岡さんは「機械の設計・製図と同じく細部にこだわったので、ぜひ手に取ってもらえたら」と話している。同社TEL078・362・8520