ひょうご経済プラスTOP 経済 神戸市ものづくり工場 岐阜の修学旅行生が見学

経済

神戸市ものづくり工場 岐阜の修学旅行生が見学

2019.06.10
  • 印刷
岐阜からの修学旅行生に事業の説明をするBridge+の圓井寿夫さん=神戸市兵庫区和田山通1

岐阜からの修学旅行生に事業の説明をするBridge+の圓井寿夫さん=神戸市兵庫区和田山通1

 阪神・淡路大震災を機に整備された中小企業向けの賃貸工場「神戸市ものづくり工場」(同市兵庫区)にこのほど、岐阜県各務原市の中学生140人が修学旅行で訪れた。生徒たちは入居企業の経営者らから震災当時の話を聞き防災の大切さを学んだほか、商品の製造現場を見学してものづくりの魅力にも触れた。

 同工場は被災した中小製造業の復興支援を目的に神戸市が建設。1998年に運営を開始し、2000年に全面開業した。現在、市内外の112社が入居している。昨年からは防災・キャリア教育にも生かしてもらおうと修学旅行生を受け入れており、2回目となる。

 「藤森工作所」では、藤森功一代表(55)が生徒らに震災当時のことを話した。藤森代表は同市長田区の工場が全壊し、命からがら逃げ出したといい「災害時はとにかく命を守ることを大切にしてほしい」と真剣な表情で伝えた。その後、生徒たちは8班に分かれて入居企業を訪ね、ゴム製品や革製品などの製造現場を見学した。

 各務原市立桜丘中3年の女子生徒(14)は「全部手作業だったので大変そうだったけれども、こうした細かい作業で質の良いものができるのだと思った」と話した。(中村有沙)