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子ども服のF・O・インターナショナル 自社ビル売却、海外事業を縮小

2019.06.19
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事業の選択と集中を進めるF・O・インターナショナルの小野行由社長=神戸市中央区磯上通7

事業の選択と集中を進めるF・O・インターナショナルの小野行由社長=神戸市中央区磯上通7

 子ども服のF・O・インターナショナル(神戸市中央区)は、本社機能があった自社ビルを7月にも大手不動産会社に売却する。売却額は非公表。近年、少子化などを背景に業績が低迷しており、約10年前に始めた海外事業も縮小。財務体質を強化するとともに経営資源を国内に集中させ、業績の立て直しを急ぐ。(中務庸子)

 子ども服業界は、婦人・紳士服ブランドからの参入やリサイクル商品の需要増で競争が激化している。同社も2016年6月期をピークに売り上げが伸び悩み、18年6月期は最終赤字に転落した。

 同ビルは09年に購入し、企画、生産、管理部門を置いた。築約50年で老朽化しており、売却で維持管理コストを削減する。同社は2月、本社を近くの業務ビルに移転し、別のビルに入居していた販売担当部署を集約して、連携強化と業務の効率化を進めている。同ビル1階で運営していた旗艦店は三宮センター街に移した。

 一方、海外事業はすでに縮小。06年に進出した中国での卸・店舗販売事業を今年2月末までに終え、08年から展開する米国の店舗も昨年末に閉店した。現地市場の変化や店舗賃料の高騰などで近年苦戦が続いていた。

 同社は1998年設立。「アプレ レ クール」や「アルジー」などのブランドを手掛け、ショッピングセンターを中心に全国で約300店舗を展開する。18年6月期の売上高は251億8100万円。