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TOYOTIRE、米国工場を増強へ 70億円投資

2019.07.12
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TOYOTIREが増産投資する米国のタイヤ工場(同社提供)

TOYOTIREが増産投資する米国のタイヤ工場(同社提供)

 タイヤ大手のTOYOTIRE(兵庫県伊丹市)は12日、米国工場(ジョージア州)の生産能力を増強すると発表した。約70億円を投じて設備を増設し、2021年7月までに1割増の年1390万本に引き上げる。得意とするピックアップトラックや多目的スポーツ車(SUV)向け大口径タイヤのうち、デザイン性の高い製品の需要拡大に対応する。

 米国工場は2005年に操業を始め、これまで生産能力を順次拡大してきた。近年では、昨年12月に年240万本を生産できる工場棟を新設。設備を導入して今年4月から操業を始め、11月までにフル稼働させて生産能力を120万本上乗せする予定だ。

 今回は、新棟の残りスペースに同規模の設備を追加導入するもので、21年1月の稼働を目指す。その後、同年7月までにフル操業させて、生産能力を120万本上積みする計画。新たに従業員120人を雇用する。今回の増強には、三菱商事を引受先とする第三者割当増資で調達した資金を充てる。

 北米は、TOYOTIREの連結売上高の半分を占める重点市場。特に米国では、20インチ以上の大口径タイヤで約4割のトップシェアを握る。SUVなどの新車販売が好調な上、納車後に好みのタイヤに替える需要も多く、米国工場はほぼフル稼働状態という。(大島光貴)