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神明ホールディングスが農家育成塾

2019.07.22
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 コメ卸最大手の神明ホールディングス(HD、神戸市中央区、非上場)は22日、コメ農家を育成する「お米未来塾」を2020年4月に立ち上げると発表した。インターネット上で、栽培の基礎から経営までを学べる動画などを提供。コメ農家が減る中、取引先の確保も視野にもうかる稲作を広める。

 小型無人機ドローンなど先端技術の活用や営業企画、会計管理などの講座を開発。新たな農機や、国の助成金の情報も発信する。先進的な生産現場の視察やセミナーも計画する。

 対象は個人農家や農業法人・農業関連企業の従業員、新規就農希望者ら。受講料は月500円程度。受講生は初年度500人、10年後に1万人を目標とする。

 19年3月期連結決算も説明し、売上高は前期比7・1%増の2641億5600万円、経常利益は同90・9%増の68億7700万円、当期純利益は139・7%増の38億2800万円。主力のコメは海外生産販売が好調。子会社の元気寿司、青果などが伸びた。

 20年3月期は、回転ずし最大手スシローグローバルホールディングスとの資本業務提携解消などで増収減益を見込む。

 藤尾益雄社長は「もうかる農業を広め、収益につなげたい。生産者の高齢化などで、コメの国内需給は均衡している。川上(生産現場)に注力していきたい」とした。(山路 進)