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神戸牛皮革を使った製品のブランド化へ 神戸レザー協同組合発足

2019.07.25
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神戸レザー協同組合を設立した片山喜市郎理事長(中央)ら=神戸市役所

神戸レザー協同組合を設立した片山喜市郎理事長(中央)ら=神戸市役所

 神戸市内のファッション業者らが、神戸牛の皮革を使った製品のブランド化を図る団体「神戸レザー協同組合」を設立した。これまで見向きもされなかった皮を地域資源として有効活用すると同時に、神戸牛の世界的な知名度をファッション業界に生かす。(長尾亮太)

 神戸牛は但馬牛のうち、肉質などの基準を満たしたものだけが認定される。審査が解体後のため、皮は他の牛と区別されていなかった。世界的なブランドを誇る神戸ビーフと、価値を見いだされていない皮との“落差”に目を付けた関係者らが、認定牛の皮を判別できる仕組みを取り入れるなどして準備を進めてきた。

 今月23日、革小物メーカーの喜市(同市中央区)をはじめ家具や衣料品、靴を扱う市内5社で組合を設立。皮革を「神戸レザー」と名付け、商標を管理する。組合の賛助会員になれば、皮革を使った製品を商品化でき、組合は会員に皮革を供給するようにする。一般向けの革小物作り教室開催や展示会への出展など、ブランドPRにも力を入れる。

 関係者らは、イタリアで4月に開かれたデザインの祭典「ミラノサローネ」の関連イベントに神戸レザーを用いた製品3点を出品。最優秀賞を受賞するなど、ブランド化に向けて動き始めている。

 理事長を務める片山喜市郎さん(36)は「スイーツや靴などのように、神戸を代表するブランド品に育てたい」を力を込めた。