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TOYOTIRE 欧州に初の生産拠点 22年稼働

2019.07.31
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 TOYOTIRE(兵庫県伊丹市)は30日、東欧セルビアにタイヤ工場を建設すると発表した。2022年1月から稼働し、23年夏に生産能力を年産約500万本に高める計画。ロシアを含む欧州市場などに供給する。投資額は約488億円。

 新工場は国内外を合わせ8カ所目の生産拠点で、欧州では初めて。首都ベオグラード西側のインジア市で20年5月に着工する。敷地面積は約60万平方メートルで、乗用車やスポーツタイプ多目的車(SUV)用のタイヤを生産する。従業員数は約500人。投資額の大半は、三菱商事を引受先とする第三者割当増資で調達した資金を充てる。

 TOYOTIREは、欧州で年間約600万本を販売。日本、北米に次ぐ市場で全社販売本数の16%を占める。これまで日本やマレーシアの工場から輸出してきたが、新工場から一元的に供給する計画だ。輸送費を低減でき、欧米向けに関税がかからない利点がある。アフリカや中東、米国への出荷も想定する。

 同社は新工場にIoT(モノのインターネット)を導入して生産性の向上を図る。欧州で研究開発拠点の設置を検討しており、情報収集を進めている。(大島光貴)