ひょうご経済プラスTOP 経済 神戸空港、規制緩和スタート スカイマークが増便

経済

神戸空港、規制緩和スタート スカイマークが増便

2019.08.01
  • 印刷
神戸空港の増便を祝い、テープカットするスカイマークの市江正彦社長(左から3人目)ら関係者=1日午前、神戸空港(撮影・中西幸大)

神戸空港の増便を祝い、テープカットするスカイマークの市江正彦社長(左から3人目)ら関係者=1日午前、神戸空港(撮影・中西幸大)

増便した茨城便の搭乗客に記念品を手渡すスカイマークのスタッフ=1日、神戸空港(撮影・中西幸大)

増便した茨城便の搭乗客に記念品を手渡すスカイマークのスタッフ=1日、神戸空港(撮影・中西幸大)

神戸新聞NEXT

神戸新聞NEXT

 神戸空港の規制緩和の運用が1日、始まった。スカイマークが同日、茨城、長崎、那覇の3路線を1日1往復ずつ増便。「空の玄関」が広がり、観光、ビジネス両面で交流人口の増加が期待される。

 関西3空港懇談会が5月11日に発着枠の拡充などを決めてから、3カ月足らずで新たな運用が実現した。真っ先に増枠を活用したのは、神戸空港の就航4社で旅客シェアの7割強を占めるスカイマークだった。

 増便した3路線のうち、規制緩和を象徴するのが茨城便だ。かねて増便を要請していた茨城県の担当者は「朝と夜の7時台のみだった神戸行きに、昼の1時台が追加され、北関東の住民やビジネスマンの移動が便利になった」と喜ぶ。

 関係者によると、茨城空港は工場や研究機関が集まる同県の日立、つくば、鹿嶋の各市が1時間圏内。背後の栃木、群馬両県には自動車など大手企業の工場が集積し、関西との往復では東京都内を縦断する必要がある羽田より、茨城経由の方が利便性が高いという。

 関西、大阪(伊丹)を含む3空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長は「3空港で茨城と結ばれているのは神戸のみ。関西と関東の両方から期待がかかる路線」と話す。この日、新たな便で茨城から神戸に着いた男性会社員(54)は「午前中に会社で仕事した後、神戸への日帰り出張が可能になった。便利な反面、少し大変だけれど」と苦笑。茨城県在住の女性(62)は「大阪に住む娘へ会いに行くとき、早朝や夜の便と比べて体が楽になった」と話した。

 発着枠の拡充に伴い、独立系航空会社のフジドリームエアラインズ(静岡市)も10月27日から、長野・松本便、島根・出雲便の就航を予定する。午後11時まで1時間延びた運用時間については、管制官確保のため国の予算措置が必要で、活用は来春以降とみられる。(長尾亮太、中村有沙)