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TOYOTIRE、提携で営業利益100億円増 三菱商事と 23年

2019.08.09
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(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

(注)表の数字の単位は百万円。▲は赤字計上か、割合減少。前期の配当は実績

 TOYOTIRE(兵庫県伊丹市)は9日、昨年11月に三菱商事と結んだ資本業務提携の効果で、2023年に連結営業利益を19年比100億円上積みするとした成長戦略の骨子をまとめた。同社と共同出資した海外販売会社を単独出資にし、直接輸出に切り替えることで収益性を向上。第三者割当増資で調達した資金で工場の新増設を進める。

 両社は海外で共同出資会社5社を設立し、タイヤの市場開拓で協力してきた。5社をTOYOTIREの完全子会社に切り替えた上で、筆頭株主の三菱商事や同社グループのネットワークを活用して販路を拡大。調達・物流でも相乗効果を狙う。

 TOYOTIREは世界的なタイヤの需要増を見込み、23年には19年の生産能力(年3600万本)に対し、800万本の供給不足が発生すると想定。国内外で生産能力を増強し、東欧セルビアに工場を新設することを決めた。

 一方、同日発表した19年6月連結中間決算は、北米で市販用タイヤの出荷が一部ずれ込み、自動車シート用クッションの事業を昨年12月に譲渡した影響で減収。免震ゴムのデータ改ざんに伴う対策費用が前年同期から大幅に減り、純利益は増えた。交換・改修は同日時点で全154棟中136棟で着工、うち122棟で完了したと明らかにした。

 19年12月期の連結売上高は、2月予想時から150億円減の3850億円に下方修正。各利益予想は据え置いた。(大島光貴)