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台風10号接近 兵庫県内企業、高潮に警戒

2019.08.14
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台風10号接近に伴い、15日を臨時休業とした大丸神戸店=神戸市中央区明石町(撮影・鈴木雅之)

台風10号接近に伴い、15日を臨時休業とした大丸神戸店=神戸市中央区明石町(撮影・鈴木雅之)

 台風10号の接近に備え、お盆休み期間中も操業する兵庫県内の企業は、浸水などの被害を食い止めるため対応に追われた。昨年の台風21号では、神戸・阪神間の沿岸部を中心に高潮被害が続出。その教訓を胸に、備えに万全を期した。

 台風21号で、雨漏りや倒木などの被害に遭った六甲アイランドの神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)。従業員らは台風接近に備え、側溝などの危険箇所を点検した。

 同ホテルを含むホテルニューアワジグループでは、運営する淡路島の10施設で予約客からの問い合わせが殺到。15日の稼働率はキャンセルに伴い1割ほど落ちるというが、担当者は「すぐにキャンセルせずに様子を見てもらったり、日程変更をしてもらったりと、通常のキャンセル料金を適応せず柔軟に対応している」という。

 台風21号で本社敷地の一部が冠水し、従業員の車が水につかった総菜大手ロック・フィールド(同)は15日の駐車台数を制限し、敷地内の比較的高い場所に止めることで有事に備える。同日はJRを利用する従業員に配慮し、JR神戸線が運休する正午までに製造を終える予定。同社が出店する百貨店では、15日の臨時休業を早々と決めた店舗もある。担当者は「生産調整ができ、廃棄ロスが少なくなりありがたい」と話した。

 一方、県内メーカーはお盆休みのため多くが休業中。15日も操業する山陽特殊製鋼(姫路市)は、従業員に出退勤時の安全に万全を期すよう通達し、地下がある本社周辺に土のうを積んで高潮に備えた。(塩津あかね、横田良平)